沖縄の素材力
私たちが沖縄にこだわり続けるもうひとつの理由は〝地域振興〟です。
沖縄は『将来の食品及び医薬品素材の宝庫』といわれています。亜熱帯気候の栽培環境が整っていることもあり、体に良い機能性を持つ沖縄オリジナルの素材が豊富に育ちます。私たちが今注力している琉球野菜などがその一例です。
この利点を生かし、沖縄が持つ潜在能力を引き出し、人・物などさまざまな連携によって沖縄力をサポートしたいと考えています。
長命草で島おこし
日本最西端の与那国島。よくよく晴れた日には、台湾の島影が見える国境の島で、長命草(ボタンボウフウ)の栽培での「島おこし」に協力しています。
長命草は、もともと碧海に臨む断崖にしがみつくように自生している島野草だ。潮風にも負けずに踏ん張るこの草は「1株食べると1日長生きする」といわれ、島人は昔から刺身のつまや味噌あえなどの食用にしてきた。
平成十二年から与那国島の農業生産法人と協力体制を構築して島おこしに寄与してきた。
与那国島
統合医療への展開
統合医療とは西洋医学による医療と代替医療(中国医学、アーユルヴェーダなどの伝統医学や民間療法など)をあわせ患者を治療すること。2010年、施政方針演説で「統合医療の積極的な推進の検討」が表明され、厚生労働省は統合医療への保険適用や資格制度の導入を視野に、統合医療プロジェクトチームを発足させました。これにより、中国医学やアーユルヴェーダ、ユナニ、断食療法、瞑想、磁気療法、オゾン療法、気功といった統合医療の日本国内での実態把握が進められています。
これに先駆けて、私たちは様々な企業や団体とともに統合医療実現のためのNPO法人を立ち上げました。
現在は、各分野のプロの人材選定も終え、スタートを待つ段階にまできています。
この中で、私たちが担う役割は『薬草』を提供すること。この一点に集中し、アーユルヴェーダ・オイルや漢方等の薬草の栽培を進めています。
琉球大学・熱帯生物圏研究センターとの協同研究
私たちは沖縄県の補助事業をもとに優秀な人材がつくったハーブや薬草の安全性の確認や成分研究などの分野で琉球大学との協同研究をスタートさせています。
ハーブでの世界進出
今、健康食品の市場は、国内だけに留まらず、アメリカやヨーロッパなど世界レベルで広がっています。とりわけ、沖縄産の原料への信頼性は高く評価されています。
これをうけ、弊社としては沖縄での栽培原料を主に、東南アジアや欧米への進出を考えています。私たちの目標は、沖縄の素材と自社開発したオリジナル素材とのコラボ製品を世界に向けて発信することです。